日本で最も感染者数が多いクラミジアにはクラビットが有効です。性病の治療に有効な抗生物質について解説しています。

性病治療に有効な抗生物質

性病には種類が沢山あり、その原因菌やウィルスによって感染してしまいます。

【主な感染源】
・血液
・精液
・膣からの分泌液

【主な感染箇所】
・尿路
・肛門
・膣
・陰茎
・口腔
・咽頭
・眼

感染源を殺菌したりすることによって治療を進めていきますが、昔は死の病気と言われていた梅毒でも現在では医学の進歩により抗生剤ひとつで完治させることが出来るようになりました。

治療薬を服用することによって完治させることが出来る病気でも、そのまま放置してしまうことで症状が悪化し、他の人などに感染させてしまうリスクが考えられます。

性病を治療せず放置するリスク

性病は時間との闘いですので、早期発見と早期治療が求められるのです。

性病の中でも日本での感染者が100万人をも超えるといわれているクラミジアですが、抗生物質によって簡単に治療することが出来ます。

クラミジアの症状と治療法

抗生物質の中でも系統が分けられています。
その中でも、ジスロマック・クラリシッド・クラビットの3種類がクラミジア治療で活躍しており、ジスロマックとクラビットが病院では1番処方されやすくなっています。

マクロライド系の抗生物質

ジスロマックとクラリシッドはマクロライド系に分類されており、比較的副作用が少ないうえに抗菌スペクトルが広いことから多く扱われています。

安全性が非常に高く、幼児から高齢者、さらには妊婦などにまでも幅広く処方されている頻繁薬の1つとなっています。

ジスロマックの有効成分はアジスロマイシン水和物で、体の中に長く滞在することが特徴的です。

1回の服用で1週間ほど効果が継続するといわれているので、性病予防のために服用している人もいます。

ニューキノロン系の抗生物質

クラビットはニューキノロン系に分類され、有効成分はレボフロキサシン水和物です。

ニューキロノン系の中でも抗菌活性が強く、呼吸器の感染症の治療に適しています。

他にも眼科などで、眼薬としても活用されており、日本国内で使用されている抗生物質の中でもジスロマックと並びもっとも活用されているものです。

クラビットの詳細

これらの抗生物質は現在日本では処方箋薬で、ドラッグストアなどでは購入することができません。
通常病院で処方してもらうことが多いと思いますが、海外から個人輸入することで手にすることが可能となっています。

個人輸入はあくまでも個人で使用する場合のみ可能ですので、その点は注意してください。

海外通販のメリット・デメリット

ペニシリン系の抗生物質

ペニシリン系の抗生物質について解説する医者

性病を治療するときに非常に有効になってくる治療薬が、抗生物質です。

抗生物質は性病以外の病気にかかってしまったときも処方されることが多いので、医薬品の中でも非常に馴染み深い医薬品ですよね。

性病を治療するときはマクロライド系やニューキノロン系の抗生物質が活躍しますが、抗生物質の種類はマクロライド系やニューキノロン系だけではありません。

性病を治療する目的で使われる抗生物質は、これら以外の種類も存在しているのです。

抗生物質の中には、ペニシリン系という分類の抗生物質も存在しています。

このペニシリン系の抗生物質は、1928年にイギリスのアレクサンダー・フレミングによって発見された、世界初の抗生物質になります。

つまり、マクロライド系やニューキノロン系よりも先に発見された抗生物質ということになりますね。

ペニシリン系抗生物質は、現在3種類に分類することができ、古典的ペニシリン、アミノペニシリン、抗緑膿菌ペニシリンの3つになります。

細菌の細胞は人の細胞とは違って、細胞壁が存在しています。

ペニシリン系の抗生物質は細菌の細胞壁に作用し、細菌の細胞壁の合成を阻害することによって効果を発揮します。

細菌は細胞壁を合成するときに必要な酵素があるのですが、ペニシリン系の抗生物質は、その酵素に結合することによって働きを阻害するのです。

すると、細菌の細胞壁は穴が開いたような状態になってしまい、その結果、水が流入して細菌細胞が膨張、最終的に破裂して死滅する仕組みになっているのです。

こういった効果があることから、ペニシリン系の抗生物質は殺菌性抗菌薬という種類に分類されます。

とても簡単に表現すると、ペニシリン系の抗生物質は細菌の細胞壁に穴を開ける効果があるという感じになるのです。

ペニシリン系の抗生物質は時間依存性の抗菌薬という特徴を持っており、持続効果が短いので抗菌薬が細菌の発育を阻止するための最低濃度よりも高い血中濃度を維持しなくてはなりません。

ですが、ペニシリン系の抗生物質の多くは半減期が1時間程度なので、1日に何回も投与しなくてはならないというデメリットもあるのです。

また、中にはペニシリンに対してアレルギーを持っている人もいるので、そういった人たちはペニシリン系の抗生物質を使うことができません。

とても頼りにすることができる抗生物質の一つであるペニシリン系ですが、こういったデメリットも存在しているので、ペニシリン系の抗生物質を使いたいと思ったときはこのこともしっかり覚えておく必要があります。

セフェム系の抗生物質

セフェム系の抗生物質について解説する医者

世界初の抗生物質であるペニシリン系は、抗生物質の中でも最も古いものだといえますが、古くから知られている抗生物質はペニシリン系のものだけではありません。

ペニシリン系と同じように、古くから知られている抗生物質の中にはセファロスポリンというものがあり、このセファロスポリンの構造をもとにして開発されたセフェム系抗生物質という種類のものがあります。

このセフェム系の抗生物質も、ペニシリン系の抗生物質と同じように、古い抗生物質の一つなのです。

セフェム系の抗生物質は、臨床現場で頻繁に使われる薬の一つで、第一世代、第二世代、第三世代、第四世代に分けることができます。

セフェム系抗生物質の世代というのは、開発された時期のことを指しており、ある一定の時期に開発された分類になるので、同じ世代のセフェム系抗生物質でも性質が異なることも多くあります。

第一世代のセフェム系抗生物質ではグラム陽性菌への作用が強く、開発が進んでセファロスポリンの構造から離れるとグラム陽性菌への働きが弱まり、グラム陰性菌への働きが強くなりました。

つまり、グラム陽性菌への作用が最も強いのは第一世代、反対にグラム陰性菌への作用が最も強いのが第三世代のセフェム系抗生物質になるのです。

第四世代のセフェム系抗生物質は第一世代と第三世代の性質を持っているという特徴があり、グラム陽性菌からグラム陰性菌まで幅広く効果を発揮してくれるのです。

このように、セフェム系抗生物質は同じセフェム系抗生物質でも、世代によって細かく分かれているのが特徴です。

セフェム系抗生物質はペニシリン系の抗生物質と似たような特徴を持っており、それがペニシリン系の抗生物質と同じ時間依存性の抗菌薬であるということです。

第三世代のセフトリアキソンを除き、ほとんどのセフェム系抗生物質は半減期が約1時間なので、1日に3回以上の頻繁投与を行わなければなりません。

1日に何度も投与しなければならないというのも、ペニシリン系の抗生物質と同じような特徴ですよね。

また、セフェム系抗生物質は細菌への作用の仕方もペニシリン系と似ており、細菌の細胞壁の合成に必要な酵素の働きを阻害することによって、殺菌効果を発揮します。

そのため、セフェム系抗生物質もペニシリン系抗生物質と同じように、殺菌性抗菌薬に分類されます。

セフェム系抗生物質とペニシリン系の抗生物質は似ている点も多いですが、あくまでも似ているというだけで同じ抗生物質ではないので、混同してしまわないように注意しましょう。

テトラサイクリン系の抗生物質

テトラサイクリン系の抗生物質について解説する医者

抗生物質の中には、多くの細菌をカバーする効果があるものも作られており、その中の一つにテトラサイクリン系の抗生物質というものがあります。

マクロライド系やニューキノロン系の抗生物質が圧倒的に有名なので、テトラサイクリン系の抗生物質を聞いたことがない人も多いのではないでしょうか。

テトラサイクリン系の抗生物質は、グラム陽性菌やグラム陰性菌、嫌気性菌、さらにはマイコプラズマやマラリア原虫などに対しても効果を発揮します。

緑膿菌への効果はありませんが、これだけでもかなり幅広い細菌に効果を発揮することがわかるのではないでしょうか。

もちろん、テトラサイクリン系の抗生物質は性病に対しても効果を発揮し、主にクラミジアに対して効果を発揮してくれます。

細菌は増殖するときにタンパク質を合成して増殖します。

このときに大きく関わってくる器官にリボソームというものがあります。

細菌のリボソームと人間のリボソームは形が異なっているという特徴があり、テトラサイクリン系の抗生物質は、細菌のリボソームに対して作用します。

テトラサイクリン系の抗生物質は、細菌のリボソームに作用してタンパク質の合成を阻害することで細菌が増殖するのを抑えるという効果があるのです。

ペニシリン系やセフェム系といった、古い抗生物質とはまた違った効果で細菌が増えるのを抑えてくれるというわけなんですね。

細菌のリボソームに作用して増殖を抑えるという特徴があることから、テトラサイクリン系の抗生物質は静菌性抗菌薬という種類に分類されています。

クラミジアのような性病の原因菌だけでなく、その他の細菌に対しても効果を発揮するのなら、テトラサイクリン系の抗生物質はかなり頼りになる薬なのではないかと思っている人もいるかもしれません。

ですが、実際にテトラサイクリン系の抗生物質が使われることは少なくなっています。

これはテトラサイクリン系の抗生物質が、細菌に耐性菌を獲得されやすく、副作用も問題になりやすいというデメリットがあるためです。

また、医薬品同士の飲み合わせにも気を使わないといけないため、こういった理由からテトラサイクリン系の抗生物質が使われることは少なくなっているというわけなのです。

幅広い細菌に対して効果を発揮してくれるテトラサイクリン系の抗生物質ですが、こういったデメリットも存在しているので、テトラサイクリン系の抗生物質を使って性病を治療するときはこういった点に注意するようにしましょう。